例年2月11日に行われる湯立神事「みゆ」がコロナまんえん防止期間中だったため、時期をずらせて昨日射山神社境内で行われました。
このところの暖かさはどこへやら、2月の寒さに戻り違和感のない湯立神事が行われました。
午前10時、拝殿で祭典が斎行され境内に準備された鉄釜に献湯された榊原温泉が巫女により運ばれ、長命水の沸く鉄釜に注がれます。
鉄釜の元には祈願を終えた護摩木や絵馬が焚かれ、沸騰した鉄釜の湯をクマザサの束にたっぷりと浸し、白衣の宮司は集まった参拝者に振りかけます。
昨年はコロナ禍で出来なかった、でも今年は時期をずらせて心身共に健康祈願が受けられました。
神事が行われた青山高原のクマザサには神さまが宿ると言われ、宮司が配るクマザサを神棚にお供えするのです。
湯立神事が終わると、献枝祭体験ツアー(榊原地域農泊推進協議会主催)のみなさんで神社境内に榊の植樹が行われ、宮司のお祓いを受けました。