桜は古くから日本人の生活と深く関わってきました。
近年少なくなっていますが野生のヤマザクラと、交配で生み出された里桜、ソメイヨシノが榊原でもいちばん身近です。
榊原温泉復興に尽力された田中善助翁が、佐田駅(現榊原温泉口駅)から誘客のため開通させた道路沿いに植えられたソメイヨシノ。
またその後、誘致された陸軍療養所(現榊原病院)にもソメイヨシノが植えられて、いずれも終戦後しばらくは榊原温泉の桜の名所となっていました。
また40年ほど前に榊原自然の森「湯の瀬」が日帰り温泉として開業、ここが最近の桜の名所としてよく知られるところです。
それから20年、榊原1区の自治会長をされていた亘邦(のぶくに)さんが、榊原川沿い約2キロメートルにわたり、150本の桜を自分でコツコツと植えられたノブクニザクラが、いま見ごろを迎えています。
写真の桜は今年も健在、神湯館の糸桜と榊原川沿いのノブクニザクラ3枚ずつ、湯の瀬の桜は工事中で今年はお休みです。