恋の湯治場・榊原温泉と言っていますが、今始まったことではありません。
温泉の神さまを祀る射山神社は恋のパワースポット、これは最近のブームに乗って始まったことです。
でも鎌倉時代には恋を題材にした和歌がいくつか詠まれています。
夫木集 任信
・一志なる七くりの湯も君が為恋しやまずと聞けばものうし
堀川後度百首 常陸
・世の人の恋の病のくすりとや七くりの湯のわきかへるらん
春夢草 牡丹花
・しるしあらば七くりの湯を七めぐり恋の病の御祓にやせん
等々、神宮参拝の御祓だけではなく恋の病の御祓としても七くりの湯(榊原温泉)は使われていたようですよ。
写真は縁結びの神オオナムチノミコトが大黒像に姿を変え、恋のグッズがいっぱいの射山神社です。