榊原の里は人間と獣たちが同居しています。
昔の獣はめったに里には下りてこなかった。
里山は人間の生活の場でした。
燃料の調達は全て里山、そして大事な牛のエサは草でした。
人間は田んぼにいないときは山の中です。
生活が変わると里山に入る人はいなくなりました。
獣たちはおそるおそる奥山から里山へ、そして里には美味しい野菜がある。
そのために庭先菜園だってシカやイノシシがやって来ます。
ダイコンを作るのでも柵がいるのです。
柵の中のダイコンをのぞいてみると、地面から出ているダイコンがかじられている。
柵だって自由には入れるサルの仕業のようです。
中には形を楽しむダイコンもいました。