昭和15年(1940)に神武天皇即位紀元(皇紀)2600年を祝った記念行事が国の行事として盛大に行われました。
榊原村(町)でも賑やかだったようです。
こんな碑が榊原温泉病院の向かいに見ることが出来ます。
「皇紀二千六百年記念
第二区民一同(横)
水利□□を守りましょう(裏)」と刻まれています。
奉祝國民歌「紀元二千六百年」
金鵄(きんし)輝く日本の
榮(はえ)ある光身にうけて
今こそ祝へ この朝(あした)
紀元は二千六百年
あゝ 一億の胸はなる
「金鵄」とは古事記とか日本書紀に出てくる“金色のトビ”のこと、神武天皇の東征で敵の眼をくらませ勝利に導いたという伝説の鳥のことです。
その替え歌
「金鵄」上がって15銭
栄えある「光」30銭
今こそ来たぜ この値上げ
紀元は二千六百年
あゝ 一億の民は泣く
ここでの「金鵄」「光」は当時の煙草の銘柄です。
ちなみに今年は紀元2678年です。
苦しいのは、いつの時代も同じということですね。
またガソリンの値が上がりました。