榊原2区のハナカケは、昔おばあさんに聞いた話では
「この辺り一帯に花が植えられていて、榊原のお殿様がお城から眺めたり、花を摘みにござった所やわ、そやでここを花掛けと言うよになったんや」
天王さんの祀られているところに、足だけ残っている常夜灯の石柱を見ると「文政六未十二月 花掛垣内」と刻まれており、南に面した穏やかな里です。
さて、大水で流れそうになったハナカケの大日さんは、今度は盗難にあってはならないと集会所に鎮座されています。
お詣りをさせていただくと、ただ「大日」の文字が刻まれただけではなく、立派なお姿を拝顔できました。
この集会所はいつもは錠が掛かっていますが、花掛垣内の組頭さんにお願いしてお詣りできます。