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野道を飾ってくれたヒメジョオン
春、路傍の草たちが目を覚ますころハルジオンが野道を飾ってくれます。
追っかけ初夏には、ヒメジョオンがハルジオンと間違えられながら野を埋め尽くします。
夏から秋、そしてまだ最後のヒメジョオンが自分の役目のようにこの寒空の中、貴賓ある可憐は花を咲かせています。
足元に咲いていてもけっして踏みつけることはありません。
ヒメジョオンは漢字で書くと「姫女苑」ですから、姫を踏むわけにはまいりません。
行く年を見送ってくれているようです。

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by sakakibara-onsen | 2014-12-17 06:00 | 吾作
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