江戸時代には伊勢詣(もうで)が盛んに行われ「おかげ参り」が全国に広まりました。
大勢の旅人たちが榊原温泉の湯治場を訪れたことは記録に残るところです。
里人たちは伊勢講や神明講を作り、小さな単位で講ができその中心に御神灯が立ちました。
そのため今も榊原では神宮を表す「太一」や「常夜灯」の名が多く見られます。
講での伊勢詣では年一回行われ「講参」と呼んでおりました。
毎日は当番を決め常夜灯に灯明を入れて、そこで神宮遙拝をするのです。
写真に見られる火袋に布が巻いてあるのは風で蝋燭の火が消えないように工夫しています。
3枚目の写真はその中の燭台と消された後の蝋燭が転がっています。
榊原の人たちは特に信仰も深かったのか現在確認される常夜灯は20基確認されます。
もう壊れてなくなっているのもありますが、垣内ごとに「講」はありました。


