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榊原に陸軍省の標柱が
雑草の中から顔を出しているのは「陸軍省」です。
そんな省庁あるの?過去にあったのです。
榊原温泉の復興と関係があるのです。
昭和11年(1936)12月に榊原温泉復興祭が行われ、全国に情報発信する効果的な手段として榊原に国(軍)の施設を誘致することでした。
昭和14年3月に、2区の八幡神社跡に京都陸軍病院榊原療養所が出来ました。
その敷地の境界に打ち込まれた標柱です。
戦時中は全国からの負傷された兵隊さんがたくさん入院されており、終戦後も懐かしい土地ですと訪れる元軍人さんもおられました。
その陸軍病院も終戦と共に国立津病院榊原分院、そして国立療養所榊原病院になりました。
さらに平成16年、独立行政法人国立病院機構榊原病院となって現在に至っています。
まだその境界を示すものとして役立っているのでしょうね。

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by sakakibara-onsen | 2012-09-09 06:57 | 吾作のものしり箱
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