弘法大師伝説と行基伝説に分かれるところですが
その内容は同じです。
(歌の行基を大師にすれば弘法大師伝説となります)
大阪や八坂坂中鯖ひとつ 行基にくれで馬の腹や(病)む
これは行基が四国巡錫中、馬に鯖を背負わせた馬追が通りがかりました。
行基は馬追に鯖を一匹くれといったけど、馬追はいやだといいました。
そのときに詠んだ歌です。
すると馬は腹痛を起こして急に動かなくなりました。
馬追は困って行基に鯖を一匹やるから助けてと言ったら
行基は「くれで」を「くれて」と詠み変えました。
すると馬は元気にパカパカ歩き出したそうです。
行基にくれて馬の腹や(止)む
そう、腹痛が「止む」治まったのですね。
そんな伝説が潜んでいる鯖大師が林性寺にあります。