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奥が谷の天狗
昔話にはキツネ・タヌキのほか天狗もよく出てきます。
深い山には必ずというほど天狗はいたようで
この話も温泉から4キロほど西の一の坂の奥が谷です。
よく山の仕事をされていた(故)前川勇三郎さんのお話です。

エボシ岩からドンガメ岩をひとまたぎして楽しんでいた
奥が谷(おくがや)の天狗の話です。
ある日
一の坂のトモ爺さんがドンガメ岩で草刈りをしていると
天狗が
「明日は娘の嫁入りだ、来るでないぞ」
といいました。
天狗の嫁入りと聞けば
トモ爺さんでなくても一度はみたいものです。
翌朝、トモ爺さんは約束を破って
ドンガメ岩まで来てしまいました。
いつものように草刈りをしながら嫁入りを待ていましたが
いっこうに嫁さんが現れません。
待ちくたびれたトモ爺さんは
「これが天狗晴れちゅうもんじゃろか
 むにゃむにゃ・・・」
とうとう寝てしまいました。夕方になって目を覚ましたトモ爺さんは
自分が谷底にほうり落とされているのに気がつかず
「おしいことをした」
といって、とぼとぼと帰ったそうです。

 ~榊原温泉郵便局発行の「郷土の昔ばなし」より~b0145296_22231714.jpg
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by sakakibara-onsen | 2009-02-28 08:00 | 吾作
サンザエモンさんとタヌキ
昔はよくキツネやタヌキに騙された話を聞かされました。
この話は温泉から3キロほど西の浦出という集落
大原一子さんからお聞きした話です。

むかしは朝星夜星(朝早くから夜遅くまで)で
野良仕事をしていました。
ある日サンザエモンさんが
木地山で沼田打ちをしていました。(打ち=耕す)
すると雨が降ってきて
サンザエモンさんは近くの炭小屋で雨宿りをしながら
雨のやむのを待っていました。
すると
蓑笠を着けた見慣れない人が山から下りてきました。
ぴちゃぴちゃと歩くその人のお尻を見ると
なんとシッポが生えています。
サンザエモンさんは手に持っていた鍬を振り上げて
「わりゃー、その蓑笠おいてけー」
と追いかけると
化けていたタヌキはいなくなり
蓑笠だけが残されていました。
サンザエモンさんはその蓑笠を着けて
雨の道を家に帰ると
それをを見た家族は
「なんで頭に木の葉一枚のせて雨の中帰ったんや」
と不思議がったそうです。

 ~榊原温泉郵便局発行の「郷土の昔ばなし」より~b0145296_22221061.jpg
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by sakakibara-onsen | 2009-02-27 08:02 | 吾作
はなかけ良いとこ
「はなかけ」とは河鹿荘からサンドセラピー砂羽あたりまで
湯の瀬川(榊原川)の左岸の日当たりのよい集落です。
そこに住む(故)岡山みつえさんからお聞きした話です。

むかし殿さんの花とり場で
お城からこっちをみると
ここら一体に花が咲き乱れとったそうじゃ。
そいで「花かけ」と名がついたと
よう聞かされた。
この花かけはええとこでな
昔から火事ちゅうもんはなかった。
それは火ぃ消す水もないし
消防ポンプも入ってこんやろ。
そやで花かけの人らは
ここで火事おこさんとこにと
みんなで決めとった。
それでもな、あるとき
にしだん(西谷)から大水が出て
下の道にあった大日(如来)さんが
流されそになったんや。
それを見た男二人が
なっとかせんとあかんがな
と、持てもせん石の大日さんを
抱き上げよとすると
大日さんは自分からひょいと
抱かれやんしたんやて。
それからは
もっとみんなで大事にしょうにと
花をあげたりして
祀るよになったんやわな。
ええとこやに、花かけは。

 ~榊原温泉郵便局発行の「郷土の昔ばなし」より~b0145296_22201399.jpg
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by sakakibara-onsen | 2009-02-26 07:34 | 吾作
郷土の昔話
昔話は冬がよく似合う。
火鉢を囲んで子供に語られてきた。
いまではめっきり少なくなってしまった「ふれあい」だ。

これももう昔むかしになるのでしょうか。
昭和53年ですから、もう30年も経つんですね。
榊原温泉郵便局(当時は榊原局)のロビーカウンターに
大きな鬼瓦が置かれたのが昭和52年の夏でした。
明治17年に建った昔の学校の鬼瓦が見つかって展示したものです。
それが地域の話題になり、その沿革を調べた当時の局長が
今度は地元で語られていた昔話を発行したい、と始まったのが
昭和53年1月から2話ずつ局ロビーに置かれた「郷土の昔はなし」でした。
またこれも話題になり5年間、77話まで続きました。
このうち33話を選んで榊原郷土を守る会が冊子にまとめ
榊原全戸に配布したのが写真の「郷土の昔はなし」です。
榊原温泉振興協会も同じものを追加発行して
旅館の売店にも置きました。
その内容をちょっと紹介しましょう・・・明日から。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-25 07:25 | 吾作
ハボタン
今朝も雨ですが暗〜ぃです。
冬の雨ですね。
そういえば冬を明るくしてくれていた立役者がいました。
ハボタンです。
で、今どうしてる?

あんたもよーがんばったなー。
最近は正月の花に重宝がられるようになって
門松にも入れてもろてやったなー。
冬の寒さに強く、まーよー咲かんすわ。
咲くちゅーても、葉ぁやわなー。
そういやトウが立つとかわいい花咲く。
あれがほんとの花やろ?
2回も咲けるんや。
あんた見とるとな
パーマネントのおばちゃん思い出すんや。
中高年も最近は主役やもんなー。
あれから40年やー。
長生きしとくなされ。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-24 08:02 | 吾作
またうれしい銀の雨粒
今朝は6度と暖かい。
小雨がまた春を運んでくれたんですね。
山道のに生えそろった笹の葉に
いっぱい銀の雨粒がぶら下がってました。
写真ではちょっと見にくいですが
光ってるでしょう、春の輝きが。
この雨も朝の内で
山間の雲と共に上がっていきました。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-23 09:13 | 吾作
花たより届く
今朝は氷点下3度の霜の朝。
でも名古屋の知人からはこんなメールが届いておりました。
「桜が咲きました」と、
しかもソメイヨシノです。
メールをそのまま紹介しますと

 山崎川の桜の木・ソメイヨシノ・1月に枝打ち剪定
 されて捨てられる枝を5本ほど拾い集め家に持ち帰り
 花瓶に入れて1ケ月、昨日ピンク色のつぼみが有りました。
 今日になったら3個ほど開花していました。


というものです。
でもちょっと寒そうに咲いてますね。
榊原では神湯館の糸桜(シダレサクラ)が一番早く
それでも例年は3月の中頃からの開花です。
榊原温泉の花たよりではありませんが
うれしいたよりは分かち合いましょう、ね。
そのうちに咲きますよ。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-22 07:36 | 吾作
風力発電かせぎどき
榊原の山に風車が建ったのが平成10年。
当時は久居市で、いち早くクリーンエネルギーに取り組みました。
実際の稼働は翌11年でした。
大陸からの風を笠取で知られる笠取山でとらえるのです。
冬は縦縞の等高線で、本当によく吹く風ですが
風が電気に変えてくれます。
風車を回しても減らない風。
困った風でもありますが、ありがたいエネルギーです。
先日も17基の計画がある松阪から視察に来られました。
風車さんごくろうさま。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-21 09:06 | 吾作
春の雨は宝石
2月20日、吾作の誕生日です。
吾作の生まれた日は小雪の降る寒い日だったそうです。
今日は雨。
可憐な白い花を咲かせるヤマボウシの、まだ堅い芽の小枝に雨粒が光ります。
あちらこちらに雨の宝石が光ります。
わが家に財宝はないけど
家の外に出ると宝石がキラキラと輝いてくれます。
贅沢な春の雨。
どうやら今日の雨は吾作への誕生日プレゼントなんだろう。
ありがとう。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-20 09:16 | 吾作
大阪で温泉PR
昨日(18日)三重県観光協会主催でメディア関係者を対象に三重県の観光アピールを目的としたメディア交流会が大阪のホテルで開催されました。
毎年、東京と大阪で開催され、少し前には東京参加の模様が女将のブログ(2月6日)で紹介されました。
津市からは高田本山専修寺と榊原温泉女将の会が参加して、今年度女将らが開発したお菓子を参加者に振る舞い、榊原温泉のPRをしました。
熱気に包まれた会場に榊原温泉の姫たちは注目の的です。
ぜひ榊原温泉にきてくださ〜い。

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by sakakibara-onsen | 2009-02-19 00:27 | 吾作