伊勢神宮といえば”日本人の心のふるさと”とされ、古くから「一生に一度はお伊勢参り」と言われてきました。
特に江戸時代はブームとなり「おかげ参り」と呼ばれてきました。
江戸からは片道15日かかるといわれ、足腰が悪い人や病弱な人は伊勢までは行けません。
そんなご主人の代わりにおかげ参りをしたとされるのが「おかげ犬」です。
そのおかげ犬が榊原温泉で老夫婦のもてなしを受け、元気に伊勢に旅立ったという作品です。
見る人は収穫の畦で弁当を食べた過去の自分と重ね合わせ懐かしがります。
まあ作りも細かくこだわり、わら草履を履かせ本物の鎌(かま)は危ないと作り物。
そばのワラにはすっかり脱穀をして籾(もみ)は粘土で一粒ひと粒くっつけてあります。
本物の籾を付けておくとイノシシに荒らされるというこだわりです。
吾作は気に入ったのですが、さぁ入賞するでしょうか。
今夜、関係者で慎重審査され明日発表されるそうです。