榊原の長命水
射山神社境内から湧く長命水は温泉同様、古代から湧き続けています。
この長命水は神社の手水所となっており、ここでお清めをしてから鳥居をくぐります。
以前はもっと水量が多かったのですが、水源となる里山との間に道路が出来たり、環境の変化もあってか湧水がずいぶん少なくなりました。
この湧き水は継体天皇の時代に遡りますが、ササゲヒメノミコトが斎王になられたとき、この地に自生している「榊」をお採りになり、湯ごり(温泉での御祓)の温泉を護るために祀った湯山神社(後の射山神社)境内の湧き水に一夜浸して神宮にお運びになった。
そのために、この湧き水を「榊の井」とされ、また浸すことで榊が長持をしたことから別名「長命水」と呼ばれるようになりました。
これが毎年の行事となったことから、この辺り「ななくり」だった地名が「榊原」となっていったという伝説です。
このことを後世に伝えようと8年前から1年に1回、榊を神宮に納める「献湯祭」が氏子らによって続けられています。
そっと水源をのぞいてみると、にじみ出るように長命水は湧いています。
道路が出来るまでは洞の上部から湧き水がぽちゃぽちゃ落ちていたのですが・・・
春になって水温む、いや長命水は年中同じ水温で真冬でも凍ったことはありません。
榊原にとって大事な湧き水です。
水源は長命水鳥居の向こうですが、でも決してのぞかないでくださいね。
神さまがお怒りになり危ないですよ。
手水を使われるときには、ぜひ礼を示されてお使い下さい。

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水源は...b0145296_1125945.jpg
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by sakakibara-onsen | 2015-03-05 06:00 | 吾作のものしり箱
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