七日正月、七草、榊原の各地では朝早くからそれぞれの山の神に集まります。
山の神は民間信仰として古くから全国各地に祀られていますが、神事は地方によって違うようです。
榊原では正月7日の早朝から「かぎ引き」といって神事(行事)が行われています。
共通するのは境内に火を焚き山の神講の人たちが集まります。
その場で「善の綱(大しめ縄)」を作り、正月2日に持ち寄った木の枝で作ったカギで引きちぎります。
綱のこちらへ来てもらった山の神さんと一緒に餅を焼いて食べるのです。
最後は切られた善の綱を燃やし、炎に乗って山の神さんはみんなの前から去っていきます。
子供たちは書き初めをその火に載せると美文字は高く上がり、汚文字(?)は燃えて灰になる。(笑)
子供が大好きな山の神さんです。