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この木なんの木
昨日の昼から降り続いた雨が
夜半の大きな雷で驚いたのか
朝には雨も上がり青空も見えてきました。

さて
この枯れた木はなんでしょう。
吾作の子供のころは4カ所ありましたが
現在は榊原に2カ所、この木があります。
枯れてしまったのではなく、枯れているのです。
春になると緑の葉が顔を出し
枯れた部分が剥がれるようになくなっていきます。
そしてふさふさとした大きな葉っぱが見事なものです。
高さは2〜3mで更に1〜1.5m・幅50cm程の大きな葉をつけ
果実はバナナとよく似ています。
そう
バショウ(芭蕉)です。
バショウ科の多年草で英名をジャパニーズ・バナナと言うそうです。
木じゃなく草ですね。

なぜ榊原にあるのでしょう。
俳聖松尾芭蕉は江戸屋敷を売り払って奥の細道の旅に出たと言われますが
江戸屋敷には日本には珍しいバショウがあった。
そのバショウ(芭蕉)を俳号にしていたことから
江戸時代、榊原の湯治場に芭蕉翁反古塚を建立したときに
おそらく傍らにバショウを植えたのでしょう。
反古塚は二度移転していますので
現在は反古塚の近くにはありません。
探してみますか?
この写真の場所はバス停・湯元榊原館前の近くです。

この木なんの木_b0145296_738321.jpg
by sakakibara-onsen | 2009-01-31 07:38 | 吾作
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